古川医院では、管理栄養士が患者さまの健康状態やライフスタイルに合わせ、 無理なく続けられる食事の形 を一緒に探していきます。 糖尿病や甲状腺疾患など、生活習慣病においては毎日の食事が治療の一部になります。 治療食と聞くと「我慢ばかりで楽しみがない」 と考えがちですが、私たちは患者さまのお気持ちを大切にしながら、お一人おひとりに合ったバランスの良い、美味しい食事の提案をしていたいと考えています。
診察時、医師に「食事指導を受けたい」とお伝えください。 医師から食事指導を提案させていただく場合もあります。 診察後、看護師より食事記録用紙をお渡しします。 普段どおりの食事内容を 1日〜3日間ほど ご記入いただき、ご予約日に管理栄養士(もしくは看護師)へご提出ください。 記録から日常の食習慣や摂取バランスを把握することで、より具体的で実生活に即したアドバイスが可能になります。
当日は 療養指導室(個室) にて、管理栄養士がカウンセリングを行います。 「現在の生活習慣」 「不安に思っていること」 「これから取り組みたいと考えていること」 などを丁寧に伺いながら、食事記録をもとにカロリーや栄養バランスを概算し、今後の食事の目安や目標を一緒に考えます。 必要に応じて、フードモデルを使って実際の食事量を確認したり、参考になるプリントやパンフレット等をお渡しし、ご家庭で実践しやすいように努めています。
ご希望により、食事指導を継続して受けていただくことができます。 食事指導を繰り返し受けることで、血糖コントロールの改善や体重減少につながることが、国内外の研究で報告されています。 定期的に食事を振り返り、新たな目標設定を一緒に行いましょう。患者さまのお気持ちを第一に、改善点や新しい工夫をご提案します。 日常の中で生まれる小さな疑問や不安でも、お気軽にご相談ください。
当院2階の専用キッチンスペースで、定期的に調理実習を開催しています。 実際に調理を体験しながら、味付けや調理法のコツを学んでいただけます。 制限があっても満足感のある「おいしい工夫」を一緒に見つけましょう。
食事は体を整えるだけでなく、心を豊かにしてくれる大切な時間です。
「食事指導」と聞くと少し堅い印象を持たれるかもしれませんが、古川医院では、患者さまのお話を十分にお伺いし、生活習慣やお気持ちを尊重した上で、“できることから始める” やさしいサポート を心がけています。
私はこれまで病院勤務9年、のべ 3,000人以上の食事指導 を経験し、糖尿病・甲状腺疾患・高血圧など、生活習慣病をはじめとする多くの患者さまと向き合い、
「無理なく続けられる食事の工夫」を一緒に考えてきました。
食事は我慢するものではなく、楽しみながら続けられることが大切です。
「これならできそう」と感じていただけるように、皆さまの気持ちに寄り添いながらサポートしていきます。
どうぞ安心してご相談ください。
食事指導は医師の指示のもとに実施されます。保険診療の対象となり、自己負担額は保険証の負担割合によって異なります。